TMK 180 WILLIAMS RENAULT FW16 BRAZILIAN GP INTETERLAGOS 1994 1/43
→PACIFIC GP TI CIRCUIT AIDA 1994 1/43 仕様


部品点検。このシリーズは一番数多く製作しているので、安定した品質で製作することが出来ます。フロント・ノーズの修正点やフロント・ウイング、リア・ウイングの自作などが必要です。ボディカウルについては一つ見本を製作しているので、それに合わせて修正しています。
-----TAMEO TMK 180 FW16
のボディカウルの修正方法-----
この TAMEO
のキット、とてもできが悪すぎです。かなりの修正を必要とします。まぁ、手がかかるから可愛いのかもしれませんね。BBR
のキットと比べると本当にその差がわかります。BBR
のキットよりできが良いのはリア・ウイングのみです。他は全く溝を開けられています。それだから、Z model
もトランス・キットを出したんだと思います。試しに比較してみましょう。

左から、TAMEO のキット、Z model
のトランスキット、BBR のキットです。圧倒的に BBR のキットのプロポーションが一番格好いいです。TAMEO
はフロント・ノーズが短く、太いので寸胴に見えます。そこで、Z model
のトランスキットは、その点を修正するため、サイド・ポンツーンの位置を後退させることで、少しでもフロント・ノーズを長く見せようと改良されています。また、サスペンションに影響が出ない程度に細くされています。BBR
は圧倒的にフロント・ノーズが細く、長く作られています。
そこで出来るだけ BBR
のプロポーションに近づける為に修正します。先ず、フロント・ノーズ自体を細くするために両サイドから圧力をかけて潰します。もちろんやり過ぎるとサスペンションのバランスに影響が出るので気をつけて妥協点を見つけます。次に、フロント・ノーズ先端に半田で肉盛りをし長さを延長します。ヤスリを使って注意深く全体のバランスを見ながら整形していきます。このとき、フロント・ウイング主翼を取り付ける位置を、ほんの僅か高くします。理由後に書きます。
サスペンションの穴あけと、筋彫りは最初にしておかないと位置がわからなくなるので気をつけて下さい。

出来上がった物を比較しています。左から TAMEO ノーマル、Z
model トランスキット、TAMEO を修正した作品、BBR ノーマルです。







出来上がりました。



2点目に貧弱な造りのフロント・ノーズを製作します。オリジナルを使用するのは主翼だけで補助翼は分離します。BBR
のフロント・ウイングを参考に0.3mm厚のアルミ板を使って翼端版、補助翼、ガーニーを製作します。このとき主翼は中心が高く、両サイドがほんの僅か下げて製作します。もちろん補助翼は地面に平行に取り付けます。
先ほどフロント・ノーズ先端の主翼を取り付ける位置を高くしたのは、この曲がりを表現するためです。


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バリ取り、穴開け、筋彫りをした状態です。これからボディカウルの修正に入ります。
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両サイドから圧力をかけてフロント・ノーズを細くします。
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半田で肉盛りしてノーズを延長します。
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すでに製作済みの見本のボディカウルと比べながら、半田を削っていきます。
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フロント・ノーズ先端の修正が終わりました。
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アンダートレーと仮あわせをして修正を加えます。
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アンダートレー下面を平らに削り取りました。
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#180ペーパー、#400ペーパーでボディカウルを整えました。

頭頂部に穴を開けました。
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サイド・ポンツーン・アウトレット・カバー筋彫り。
リア・サスペンション・カバー筋彫りしました。



Z model のトランスキットを参考にパシフィック・グランプリ仕様のリア・ウイング翼端板の原盤を自作しました。

原盤を使って、リア・ウイング翼端板を自作しました。




パシフィック・グランプリ仕様のリア・ウイングを自作しました。


フロント・ウイング翼端板を自作しました。

フロント・ウイング補助翼を自作しました。


フロント・ウイングを自作しました。

フロント・ノーズ両サイドの整流板を自作しました。

フロント、リア・ウイングを仮留めして、バランスを確認しました。

リア・ウイング補助翼ステイ取り付けました。


フロント・ウイングにガーニーを自作、取り付けしました。


サーフェイサー塗装準備です。


サイドミラー製作。Z model ミラー枠取り付けしました。

ホイールを製作しました。

バケットシート、ステアリング周りを製作しました。




ホイール、サスペンション、シート、アンダートレーにつや消し黒を吹きました。


TAMIYA ホワイトサーフェイサーを吹きました。


フィニッシャーズ・ピュア・ホワイトを吹きました。

サイド・ミラーを白で塗装しました。

タイヤ・トレッド面を#180ペーパーで磨きました。

バケット・シート、ホイール、アンダートレー、サスペンションにつや消し黒を吹きました。

サスペンションにブレーキ・キャリパーを取り付けました。

ステアリング・ボタンを自作しました。

Z model シートベルトをつり付けました。

タイヤ・マーキングを吹きました。


フロント、リア・ウイングにマスキングをしました。


フロント、リア・ウイングにつや消し黒を吹きました。

ボディカウルにマスキング・テープを貼りました。

フィニッシャーズ・ブライト・ブルーを吹きました。

アンダートレーにカーボン・デカールを貼りました。

ブレーキ・キャリパーにデカールを貼りました。

シートベルト・パッド・デカールを貼りました。

ホイールにデカールとウイリアムズ・ロゴ・デカールを貼りました。





フロント、リア・ウイングのマスキング・テープを剥ぎました。


フロント・ウイングにカーボン・デカールを貼りました。


ボディカウルのマスキング・テープを剥ぎました。



リア・ウイングにカーボン・デカールを貼りました。

コックピット内にカーボン・デカールを貼り、サイド・ミラーを取り付けました。




フロント、リア・ウイング取り付けました。

Z model エア・バルブをウイリアムズ・ロゴの隣に取り付けました。
タイヤ・ホイール完成しました。

デカールを貼る前にクリアを軽く吹きました。





デカールを貼り終わりました。


塩ビ板でウインドウ・スクリーンとテール・ランプ・カバーを自作しました。


ウインドウ・スクリーンの取り付けステイにブライト・ブルーを塗装しました。

ウインドウ・スクリーンを取り付けました。

1回目「精密屋」ウレタンクリアを吹きました。
1週間乾燥させました。
#2000ペーパーで研ぎ出しをしました。

2回目「精密屋」ウレタンクリアを吹きました。
1週間乾燥させました。
#2000ペーパーで表面を整えました。
50ミクロン粒子コンパウンドで磨き。
0.5ミクロン粒子コンパウンドで仕上げ。


Z model 給油口を取り付けました。


コックピットを取り付けました。
オンボード・カメラを取り付けメタリック・シルバーを塗装しました。


サスペンションを仮留めしました。

サスペンションを取り付けました。

オンボード・カメラにデカールを貼り、付け根にカーボン・デカールを貼りました。

ステアリング・ロッドを自作しました。0.5mm真鍮線の付け根に内径0.53mm、外径0.7mmの真鍮製パイプを取り付けました。

アンテナを自作しました。0.3mm洋銀線の付け根に内径0.53mm、外径0.7mmの真鍮製パイプを取り付けました。


リア・サスペンションにカーボン・デカールを貼りました。

ステアリング・ロッドにつや消し黒を塗装しました。

アンテナにつや消し黒を塗装しました。

Z model F1用ホイール・ロックナット。




Z model F1用ホイール・ロックナットを取り付けました。
TAMIYA MODELING WAXをかけました。
完成。





















嫁入り先が決まりました。嫁いでも大事にして貰って下さい。
2010.07.10.売却
WILLIAMS RENAULT FW16 AYRTON SENNA
1994 PACIFIC GP TI CIRCUIT AIDA
S/N 96 2010.05.11. |